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葬式で笑うな!

2012/12/01 Sat 00:16

葬式で笑うな






私はほぼ確実に100%、葬式で笑います。

何が可笑しいのかと言われても、あまりにも可笑しすぎて答えに困るくらい、そのくらい私にとって葬式というのは爆笑のお時間なのです。

まず、そもそも葬式という儀式自体が気持ちが悪い。
死体を目の前に置き、その前にズラリと黒い服を着た男と女が並んではどんよりと悲しそうに佇んでいるなど

実に悪趣味極まりない儀式だ。

人間というものはいつか必ず死ぬ。
誰が何と言おうと人は絶対に死ぬのである。

そんなわかりきった事なのになぜいちいちこの葬式というヤツは、厳かに密やかにモゾモゾとやらなければならないのか。

これが「葬式パーティー」というのなら許せます。

つまり、会社を退職する人たちを送る送別会のように「ごくろうさん!」とか「よく頑張ったね!」などと明るく笑いながらケーキを食べたりシャンパン開けたりしてワイワイやる「葬式」というのならわかりますよ、それだったら私なんてチンドン屋のテリー伊藤みたいな派手な衣装で出向き、棺桶の遺体の頭に花火なんか突き刺して火花散らしたりして大騒ぎしますよ。
生バンド入れて、浅草からリオのカーニバルのおネェちゃん呼んで坊さんにもTバックなんか履かせたりして踊らせて、遺族なんかにビール掛けなんかしちゃったりして、もうどんちゃん騒ぎの大騒ぎ。
遺体と最後のツーショット写メなんかバチバチ撮ったりして、80のお爺ちゃんの遺体にセーラー服着せたりして、そんな大爆笑の「天国への送別パーティー」なら喜んで行きますね、はい。


なのに、葬式、ああ葬式。
この葬式というヤツはどうしてこんなに暗いんでしょうか。

しかしながらこの暗さが、これまた私の笑いを誘うのであります。

「笑ってはいけない」

という良心が、このひねくれ者の私には「笑え」と囁くのです。


で、唐突ですが、ここで、私がこれまでに出席した葬式において吹き出してしまったベスト5というものを御紹介させて頂きます。 

(葬式で吹き出したベスト5)

1位 坊さん
2位 遺族のバカ息子
3位 足が臭い
4位 誰かが屁をこいた
5位 小さい喪服



まず、 5位 の小さい喪服。

どこの誰だか知りませんが、とっても小さな喪服を着ている親父がおりました。
彼の妙に短いズボンの裾が私のツボを刺激しまして、私は彼が焼香するのを眺めながらも、

「凄いチンチクリンだ!あれは100年に一度のチンチクリンだ!」

などと心の中で叫んでおりましたら、おもわず「ぶっ!」と吹き出してしまい、目の前にいた遺族のおばちゃんに「きっ!」と睨まれました。


続いて 4位 の「誰かが屁をこいた」。

なにやら長ったらしい御挨拶とかの後に、いきなりヘンテコリンなおっさんが祭壇の前に現れまして、弔辞みたいなものを読み始めました。
私はもうその時点で、そのヘンテコリンな親父のオドオドとした口調に笑いそうだったのですが、その時、シーンと静まり返る式場に「ぶっ」という燻った音が響き渡ったのです。

いや、これはきっと屁ではなく、床の木板なんかが何かの拍子で音を立てただけだと思うのですが、しかしそんな事はその時の私には通用致しません。
ありとあらゆる想像を巡らす私は、とたんに顔を真っ赤にさせては俯きます。

(誰かがヤらかした・・・この神聖なる儀式の最中に誰かがついヤらかしてしまった・・・一生の不覚だ!葬式の最中に屁をこくなんて末代まで祟られるぞキミ!)

そんな事をモヤモヤと考えながら必死に笑いを堪えていたのですが、しかし、運悪くも、またしてもダメ押しに「ぶっ」という音がどこから聞こえ、ついに私は「ギャハッ!」と喉を引き攣らせて吹き出してしまったのでした。


さて、続いては 3位 の「足が臭い」です。

葬式というのは、やたらとナフタリン臭いものでございまして、近所の親父達なんか着慣れない喪服をタンスの中から引っ張り出して来たもんですから、もう 歩く防虫剤 かのようにプンプンと科学的なニオイを撒き散らしております。

そんな中で一種独特な違うニオイがプ~ンと漂って来る事がございます。
そう「足のニオイ」です。

ま、最近では近代的な葬儀場なんかが沢山できまして、葬式で靴を脱ぐという事は少なくなって来たとは思いますが、しかし私の住んでいる下町では今だに古ぼけた寺なんかで葬式をする事が多く、そんな寺では決まって靴を脱がなくてはならないのです。

とにかくこの葬式での「足の臭いヤツ」というのは迷惑この上ない生き物でございまして、運悪くそんなヤツの隣に座ったものなら、お経の間中、ずっと鼻を摘んでなければならないのです。

下町のある葬式で、やっぱり強烈に足の臭い親父がおりました。

遺族に挨拶をした私が、式場に敷き詰められた座布団にソッと座った瞬間、

(あっ!どこかに臭足がいる!)

と、まるで鬼太郎の妖怪アンテナの如く、私の嗅覚が直ちに危険信号を発令しました。

直ちに私は周囲を捜索致しました。故人を偲ぶよりも、今は速やかに臭足を発見する事の方が先決なのです。

すると怪しい男を発見致しました。私の斜め前に座っている中年親父です。
彼はあぐらの組み方が妙に変なのです。男らしくドッシリとあぐらをかいているのではなく、そう、それはまるで「ヨガのあぐら」のようになにやら複雑に足を組んでいるのです。

足の裏を、組んだ足の中に隠すかのように複雑なあぐらをするそんな中年男を見て、私は、

(あっ、こいつは自分の足が臭い事を知ってる確信犯だな)

と、まるで訳知り顔な老刑事のようにフムフムと頷き、そしてすかさずジロリっとそいつの背中を睨みつけますと、

(この神聖なる葬儀に己の足が臭いと知りつつヌケヌケと出てくるとはなんたる不届き者!キサマのようなヤツは末代まで笑われるわこのタワケ者!)

と、心で叫ぶと同時に、勝手に自分で「ぷぷぷっ!」と吹き出してしまい、なんともはや、その臭足男に逆にジロリと睨まれてしまうという失態を犯してしまいました。


さて、続いては 2位 の「遺族のバカ息子」。 

これは、もう何も説明はいらないでしょう、皆さんも葬式では必ず1度は目にしているはずです。
そう、どこの葬儀場にも必ずいる

テメーの親が死んだというのにチンプンカンプンな顔をしているバカ息子

ですよ。

遺族の中には、やたらと小綺麗なお姉さんなんかがいたりして、ダメだダメだと思いながらも、遺族席に座るそのお姉さんを盗み見しながら よからぬ妄想 をついついしてはモンモンとする事が多々ございますが、そんな遺族の中にはバカ息子も混ざっている事がございます。

こいつはもう絵に描いたような ハタ坊 でございまして、こいつは「笑ってはいけない」という試練に必死に耐えている私を、あえて笑わそうと奇怪な行動をする笑わせ悪魔なのでございます。
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まずこいつはなんでも舐めます。舐める事が己の宿命でもあるかのように手当たり次第なんでも舐めまくります。
ある時なんて、坊さんがまだ来る前、祭壇前に置いてある木魚の棒にしゃぶりついているハタ坊がおりまして、そいつはズラリと弔問者が並ぶ前で、あたかも勝ち誇ったかのように堂々と木魚の棒をペロペロしているのです。
そのうち坊さんがノソノソとやって来まして、ハタ坊の尺八ショーはあえなく終了したワケですが、しかし、その時、何も知らずに木魚の棒を持った坊さんのあの顔。私はいの一番に「ぶはっ!」と吹き出してやりました。

又、このハタ坊というヤツは予期せぬ奇声を発します。
恐らく、坊さんのお経の声についつい挑発されてしまうのでしょうが、必死になってお経を読む坊さんにムキになって「お経返し」をしていたハタ坊を見たことがあります。
あと、ハタ坊というヤツは、いつでも平気で席を立ちますし、又、何が気に入らないのか突然発狂したりします。
出棺の時に、母親に「うんこ!」と駄々をこねるハタ坊なんてのもおりまして、激しく私を笑いの渦の中へ巻き込んでくれました。

このように、私にとって葬儀場のハタ坊とは、辛い試練でありながらも、最高なヒマツブシなのでございます。


さてさて、いよいよ 1位 の「坊さん」です。

坊さんを葬儀場で見て笑わないという人はきっといないでしょう。


数年前、ある葬式で私の真正面に坊さんが座るという「罰ゲーム」を受けた事がございます。

当然の事ながら、その時私が座っていたのはかなりの前席でございまして、弔問に訪れた方々からは私が丸見えです。
坊さんを挟んだ真正面には遺族がズラリと並んでおり、もうこの状況は私にとって 死刑台 に匹敵するような、そんな酷な状況でございました。

笑わないぞ・・・絶対に笑うもんか!
ちっともおもしろくない!なにが可笑しいというのだバカ!


私はそんな事を胸で呟きながら、あぐらをかく自分の足の指をジッと見つめておりました。

静まり返った葬儀場。悲しみに伏せる遺族達とナフタリン臭い弔問客達。
葬儀場に集まる悲しみに伏せる人々は、ただひっそりと佇みながら坊さんのお出ましを厳粛に待っておりました。

するといきなりゴーン!ゴーン!ゴーン!というお大袈裟な鐘の音。
その鐘の音に合わせ、派手な袈裟を身にまとった坊主集団がノッソノッソと登場して来ました。

すかさず私の頭の中のテリー伊藤が「イッツ!ショーターィム!」と叫びました。
と、同時に私の鼻からは、早くも「スススススッ!」という笑い息が洩れ始めます。

私は素早く目を綴じました。
見ては行けません。私の目の前に敷いてある田舎のフィリピンパブのソファーの柄のような悪趣味な座布団に坊さんが座るのを見てしまったら一巻の終わりなのです。

私は坊さんの気配を感じながらも、強く目を綴じ必死に掛け算を始めたのですが・・・
しかし、そんな私の必死な抵抗など、この後すぐ、いとも簡単にぶち壊されました。

まず、中央に座っていた坊さんがポクッ!ポクッ!ポクッ!と木魚でリズムを取り始めました。
すかさず私は(笑ったらあかん!)と、太ももをつねります。
するとまずは1人の坊さんが「アァァァ~」っと高音で叫び出しました。そして、一呼吸追いて残り3人の坊さんが一斉に「アァァァ~」と合唱し始めるではありませんか!

それを目の前で聞かされた私はとたんに「ぐぐぐっ・・・」と喉が鳴りました。

(なんというチームワークだ!)

そう思った私は、肩を激しく揺らしながら喉の奥で笑っております。
こいつらは、いったいいつ練習しているんだ、などと考えれば考えるほど笑いが込み上げ、吹き出すのを必死で堪える私の肩は、まるで「肩叩き器」の椅子に座っているかのようにブルブルと震え始めました。

これはマズい!と思った私は、すかさず 嘘泣き をします。顔を思いっきり伏せ、目頭を指で摘むのです。そうすれば、肩がブルブルと震えていても、周りの人は「あぁ泣いてるのか・・・」と逆に私をいいヤツだと思ってさえくれるのです。

このまま嘘泣きを貫こう。絶対に顔をあげてヤツラを見てはならんぞ!

私は心にそう何度も誓い、ひたすら嘘泣きをしながら大笑いしておりました。

しかし・・・
世の中、そう簡単に事は進むものではございません。

なんと、ついに焼香の時が訪れたのでございます。

私の列の方々は次々に席を立ちます。さすがに目を瞑ったまま祭壇へ行くわけにも行かず、ついに私は禁断の瞳を開いてしまったのです・・・・・

目の前に豚が4匹おりました。

4匹の豚は奇怪な衣装を身にまといながら、体全体でリズムを取り、意味不明な言葉を合唱しております。
特に私のすぐ目の前に座っていた豚などは、スキンヘッドに汗をダラダラと流しながら叫びまくり、もう既に トランス状態 なのでございます。

(そこまでしなくてもいいだろ!)

そう思った瞬間、私は目の前でトランス状態になっている豚の前で「ぶっ!」と吹き出しました。

私の隣に座っていた友人が「マジかよ!」という顔で私を見ます。
後に座っていたもうひとりの友人も「おい・・・」と私を戒めました。

私はその吹き出しを誤魔化す為に、こんどは「喘息患者」の演技をします。
ゴホン!ゴホン!とわざとらしく咳き込みながらゆっくりと席を立ち、遺族に顔を見られないように両手で顔を伏せながら祭壇へと向かいます。

祭壇に掲げてある友の写真が「おまえまた笑ってんの?相変わらずだなぁ」と私を見て笑っております。
私は汗ビッショリになりながら急いで焼香しますと、引き攣った顔のまま遺族の前へと行きました。
さすがにここでは笑えません。
私は唇を噛みちぎる勢いで噛みながら、必死で遺族へ挨拶をしました。

なんとかそこは切り抜けれたものの、しかし、最後がダメでした。
そう、席へ戻る途中、れいの4匹の豚を真正面から見てしまったのです・・・・・

4匹の豚は、まるでくしゃおじさんのような表情をしながら、気味の悪い歌を合唱しておりました。
そしてそのうちの1人、そう私の真正面に座っている坊さんが、席に付こうとする私をいきなり睨みました。

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その顔はまるで、「オマエ、さっきからなに笑ってんだ!地獄に落とすぞコラぁ!」とでも言いたそうな、そんな顔だったのです・・・・

その後すぐ、私は厳粛におしっこをちびりました。

喪服の下でチロッと生暖かい小便を少量洩らした私は、これでもか!というくらいの大きな声で吹き出してしまったのでございました。


・・・・・・・

と、まぁ、こんなワケでして、これは嘘のようですが、いたって本当の話しです。
この 葬式大爆笑 があってからというもの、私はできるだけ葬儀は欠席するようにしています。

こんな私ですから、両親の葬式はどうしようかと本気で悩んでおります。
私の事ですから、遺族席なんかに座ったものなら、100%終始ゲラゲラと笑っているはずです。

ですから皆さん、葬式のやり方、変えませんか?

もっと皆がワイワイと楽しめる葬式にしましょうよ、故人がせっかく現世の修行を終えて天国へと旅立つ門でなんだし・・・


そんなワケで今日の動画は、この有名すぎるほど有名な爆笑動画をお借りして来ました。
これは葬式ではございませんが、「医療ミス」について被害者から話しを聞くという、「絶対に笑ってはいけない番組」のワンシーンです。



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