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朝青龍と非国民

2010/02/04 Thu 01:00

夕方、近所の蕎麦屋へ行き、いつもの天ぷら蕎麦に七味をイヤという程ぶっかけては1人でボソボソと喰っていると、いきなり蕎麦屋の親父が「ハァー・・・」と大きな溜息をつきながら私のテーブルにやって来て、私の顔を淋しそうに見ながら「朝青龍・・・」とポツリと呟いた。

「なんだどーしたパクられたか?」
コッペパンのように衣が大きく女の小指のように小さい海老天にムシャムシャと喰らい付きながら私が聞くと、親父はウンニャと首を振り、そして私の隣りにドスンと座ると、淋しそうにテーブルの一点を見つめながら「引退したよ・・・」と呟き、また大きな溜息をついた。

「それがどーした。それより、おまえんトコのこのエビ天、ヤケに小せぇじゃねぇか、これは甘エビだろ?正直に言えよ、わかってんだぞ」
私が口の中の衣を飛ばしながら一気にそう聞くと、親父はまた「ハァ・・・・」と三度目の溜息をつき、そしてノソリと立ち上がると、ガックリと肩を落としたまま厨房に消えて行った。
その後、馴染みのトルコ嬢の家へ行き、出勤前の化粧をしているトルコ嬢の後で、新型のベンツを買ってくれとダダをこねていると、いつもなら「100回店に通ってくれたら買ったげるよ」と粋な返答をするトルコ嬢も、その日は妙に暗く、そんな私の冗談にも「無理・・・」と真面目に答えやがった。

「店でなんかあったのか?あっ、またあのチンポコ真珠野郎が店に来たんだろ?」
私は床の上でバタバタとダダをこねていた足をピタリと止め、深刻そうな表情のトルコ嬢を心配そうに覗き込んだ。

チンポコ真珠野郎というのは地元のヤクザで、こいつは府中の懲役で埋め込んだチンポの歯ブラシ玉を「真珠だ」と偽り、俺にゃあフィリピンに7人の妻がいるんだゾ!と威張りながらアナルセクスを強要するというタワケな奴で、こいつが店に来た次の日は、いつもこのトルコ嬢は落ち込んでいるのだ。

「・・・違うわよ・・・朝青龍の引退が悲しいのよ・・・・」
トルコ嬢は淋しそうにメントールの細長げえ煙草を喰わえると、金ぴかのライターの蓋を、ピン!というやたらとバブリーな音を立てて開き、ジリジリジリ・・・と煙草に火を付けながら窓の外の遠くの方を見つめては、尿道結石に苦しむ安室奈美恵がくしゃみをする瞬間のような顔をして、ゆっくりと鼻から煙を吐いたのだった。




いったい、これはなんなんだ?
どーしてどこもかしこも朝青龍なんだ?

いや、私も別に朝青龍が嫌いなわけではない。
奴がなにかやらかすと朝のワイドショーが楽しい。
亀田が暴れなくなってしまってからというもの、朝の私の楽しみは朝青龍しかいなかったのだ。

しかし相撲はまったく興味がない。
デブが裸で必死になって抱き合っているのを見て楽しむ人の気が知れない。

いや、そりゃあ私もたまにはデブ専だったりもしますよ。
あの広大な脂肪に顔を埋め、ワキガの匂いに咽せながら射精したい時だってあるさ。人間だもの。
でもね、それはあくまでも女であって、男のおデブちゃんがバブー!バブー!と裸で喧嘩してても、私にしたら、それはお笑いのネタでしかなく、国技とかスポーツとかってシロモノじゃないわけよ。

なのに、どーしてみんなそんなに深刻になっちゃうのかなぁ。
朝青龍なんて、馬鹿みたいな相撲界なんかとっとと辞めて、タレントになったほうが全然おもしろいと思うんだけどなぁ・・・

でも、相撲が好きなおっちゃんやおばちゃんにしたら、やっぱり朝青龍が土俵降りるのって淋しいんだろうな・・・


っというわけで、躍らされているおっちゃんやおばちゃん達の為にも、ここでハッキリ言ってやる。

朝青龍。あれは完全なアテウマだ。

小沢の不起訴の期日を狙っての朝青龍の引退。

これは完全にマスコミや世間の注目を朝青龍へ向かす為の民主党と相撲協会の共同策略だ。
小沢の不起訴に国民が怒り出すのを怖れ、民主党の腰巾着に成り下がった相撲協会がひと肌脱いだという三文芝居なのである。

横綱ってのは、自ら「引退届け」を出せば、退職金+特別功労金ってのが貰えるらしい(貴乃花の時で1億3千万らしい)。
しかし、解雇されたとなると話は別だ。
相撲取りはクビになったらただのデブなのだ。

そこでこんなやり取りがあったんじゃねぇかと、私は妄想する・・・・

「おい、デブ(朝青龍)。おまえ、もう助からねえぞ。酔って堅気殴っちまったら横綱もへったくれもねぇじゃねぇか、もう終わりだ、ゲームオーバーだ」
と、どこかの偉い人が朝青龍に言う。

「・・・はぁ・・・・」
朝青龍は、もうとっととモンゴル帰りたいから、本心はどーでもいい。

「で、問題はよ、いつ辞めるかだよ。あっちにクビ!って言われる前に、こっちから『引退します』って言っちゃえばよ、特別功労金やなんやかんやのそこそこの銭貰えるんだよ。どーせ辞めるんなら銭貰った方がいいべ?」
偉い人は足の指なんかをモゾモゾと掻いたりして、その指の匂いなんか嗅いだりしてそう言う。

「・・・そりゃ、そのほうが・・・」

「だろ?じゃあ俺に任せとけ。おまえの引退宣言でがっぽり稼がせてやるよ」

「・・・って事は、引退パーティーとかでパー券捌いたりするんすか?」

「アホ。そんなセコいシノギ、ワシがするかい」

「じゃあどーやって・・・」

「ふふふ。実はな、おまえの引退宣言にゃ、ある大物政治家からオファーが来てんだよ・・・あっちが指定する期日に引退宣言してくれたら、こんだけくれるってな・・・」
偉い人は、それまで足の指からゴシゴシと消しゴムのカスを出していた指を3本たてた。

「・・・でもどーしてそんな金を・・・」

「ふん。ヤツラの考える事だ、どーせマスコミ対策だろ。ま、それ以上はおまえさんも知らねーほーがいいぜ」

「・・・わかりました。・・・でも、せめて、最後に土俵に立たせてもらえないでしょうか、今まで応援してくれたファンの皆さんに・・・」

「そりゃ無理だな。あっちだって秘書の勾留期限とかが迫ってきてっからよ、それに、政権交代だとかいって大騒ぎしてるわりにゃ不祥事ばっかだろ、そんな時にアレがアレしたらとんでもねぇことになっちまうからな。多分、ここ2、3日の間に検察が動くだろうから、おめぇの引退宣言もそのくらいになるんじゃねえのかなぁ・・・」

「でも・・・」

「でももへったくれもあるかい。おめぇが酔っぱらって堅気ぶん殴っちまったんじゃねぇか、自業自得だよ。・・・でも、ま、この引退の仕方は、言い方によっちゃ御国の為なんだぜ、今ここで政権ひっくり返っちまったらよ、もう日本は終わっちまうぜ、うん。・・・な、だからよ、モンゴルの田舎モンがここまで大きくなれたのもニッポン様のおかげなんだしよ、最後に恩返しって事で、潔く引き受けちゃくれねぇかなぁ・・・」


などと、こーんな話があったかも知れないし、なかったのかも知れない。

ただ、どー考えても、朝青龍の引退宣言と小沢の不起訴は偶然過ぎて気持ちが悪い。



でも、こんな事書いてて叱られない?
言論の自由って前に、これ間違いなく名誉毀損だよな。

あぁ、面倒臭ぇ、もうこーなったらなんでも書いてやるぞ、どーせアクセス数も全然少ねぇし好きな事書いてやろうじゃねぇか。

やい民主党!
もし朝青龍の引退で効果がなかったら、次はのりピーのデッチ上げ再逮捕か、もしくはホリエモン薬物疑惑なんてのを考えてんだろ!
どーせなら麻原を脱走させろ!
奴が脱走したら小沢の不起訴なんてノミの糞みてぇにどっかに飛んでっちまうよ!
ついでに西成や山谷なんかも暴動起こさせてさ、「派遣切り軍団、遂にキレる!」なんて記事おもしろそうじゃん、小沢の不起訴なんかよりみんなそっちに注目するよ。
あと、天皇陛下にレゲェダンス教えようぜ。
「国民が望んでいるのです!」なんて言えば、あのおっさん「わかりました・・・」って素直にレゲェダンスやってくれるかもしれないぜ。
あとあと、絶対に忘れちゃならないのがキム!
もうテポドンとかあんなもん誰も怖がらねえからテポドンネタはボツにするとして、どうせなら国家予算でキムにたっぷりのギャラ払ってさ、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」のチー兄ちゃんを降板させて、その代りにキムに龍馬をやらせんだよ、どうだい、こりゃあ世界的にウケるぜ!
で、最後に、気象庁が緊急記者会見開くんだよ、いきなり夜中にテレビの地震速報をピーピーピーなんて鳴らして。
真っ青な顔した気象庁長官がガタガタと体震わせながら「3日後、日本全土にマグニチュード12.9の直下型大地震が必ずやって来ます・・・もう日本は沈没します・・・」なんて言いながら、ポロポロと涙を流させるんだよ。

どうだ?
ここまでヤっちゃえば、小沢の不起訴なんてだーれも見向きもしねぇゼ。
粋のいいモンゴルの兄ちゃんを引退させて、おっちゃんやおばちゃんやトルコ嬢を悲しませるよか、よっぽどお祭り騒ぎで楽しめると思わねぇかい、鳩山ちゃんよぅ。


・・・・・・

と、まぁ、私的な愚人小説だとこんな具合に盛り上がるんだけどなぁ・・・

このネタで小説書いてみよっかなぁ・・・

でもきっと私のことだから、脱走した麻原が、裸足で「よいしょ、よいしょ」と逃げ回るシーンばかりの小説になりそうだな、きっと。

あと、無理矢理ポニーテールにされたキムが「わしゃ日本の坂本龍馬じゃきぃ!」とやけくそで叫ぶシーン。
これは絶対に見逃せませんな。



と、言うわけで、今夜も眠れないアナタに、愚人オススメの危ない一曲をお届けしましょう。

まさしく今回の「朝青龍引退」に相応しい1曲です。

この曲は、変態小説の「ゴミ屋敷の変態女」(この作品はあんまり人気なかった)っていう糞馬鹿変態小説を書いている時に、ずっとリピートしながら聞いていた曲ですが、歌詞がとにかくイカしてます。
最後のほうになるとついつい一緒になって「トドを殺すな!」と叫んでしまいます。
あと、歌い手の東北訛りが寺山修司っぽくて好きですね。

あんまり聞きすぎると、あっちの世界に行ってしまう恐れがあるのでお気を付け下さい。

ちなみに、歌詞に出てくる「トド」ってのは・・・・朝青龍の事では・・・。



※音量に御注意下さい。飲み物をお飲みになって視聴しますと、吹き出す恐れがございますので御注意下さい。

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