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ウンコ汁

2010/07/31 Sat 10:03

ウンコをしてました。
少し下痢気味です。

23126.jpg


僕はウンコをしながら本を読むという癖が幼少期からございます。
まさに便器に座る二宮金次郎。

ウンコをしながら本を読んでいると、ウンコのことをすっかり忘れてはついつい本に没頭してしまいます。
ウンコをしにトイレに行くのか、本を読みにトイレに行くかわからなくなります。

しかし、ウンコはそんな僕に「主役は俺だ!」とばかりに自己主張します。
そう、ウンコは自分の存在を忘れさせない為に、御主人の肛門を著しくヒリヒリさせるのです。

ヒリヒリ。
嫌な響きです。
チクチクやジクジクも嫌ですが、ヒリヒリは更に上を行く精神的苦痛です。

そんなウンコの自己主張を肛門にヒリヒリと感じながら、「わかった、わかったよ・・・」と呟く僕は読みかけの野坂昭如全集をトイレの床に放り投げるのでした。

さて、そんな下痢気味ウンコ。
肛門をトイレットペーパーで拭く時に、ちょっとした不注意から液体が手の平に付いてしまう事があります。
はい、よくあります。
ええ、ほぼ毎日です。

っていうか、皆さんもありますよね?

「物」ではなく「汁」です。
あのウンコの茶色いグニャグニャした「物」じゃなく、あくまでも「汁」です。

ほら、尻を拭いた瞬間に手の平にベチャっと感じる、あの不気味な水分の事ですよ池畑さん。


それは、一瞬、「汗」かと思います。
いや、誰もがそう思いたいのです。

しかし、紙を便器に捨て、その水分の付いた手の平をクンクンと嗅いだ時、厳しい現実を知らされます。

モロ、ウンコぢゃないか!

僕は、手の平に付いたその「汁」を嗅ぐ度に、毎回トイレでそう叫びます・・・・・





その汁は、無色透明です。
大概、親指の下の「鳥のもも肉」みたいにプクッと膨らんでいる部分に付きます(拭き方によっては人差し指の先や小指の付け根など、多種多様です)。
無色透明でサラサラの水分ですので、ほとんどの人はそれが「ウンコ汁」だと言う事に気付きません。

ウンコ汁。
正式名を「ウォシュレット残り汁」と申します。
それは、激しく肛門に噴射されたウォシュレットの水が、肛門に衝突すると同時に分散し、尻肉(主に尾てい骨付近)に飛び散った水滴の事を言います。

そのウォシュレットの水というのは、糞の付いている肛門に激突後、尻肉へ分散しているわけですから、糞そのものの色や形はないにしろ、しかし成分やニオイは失われてはいないのです。

つまり、無色透明なウンコというわけです。

そんな「汁」を、我々は「ウンコ汁」と呼んでいるのでございます。





さて、そんなウンコ汁。
皆さんも、このウンコ汁が手の平に付いた事は、何度も経験している事と思います。

いや、嘘を付くのはやめましょうよ。
あなた方が過去にどれだけウンコして来たか僕は知りませんけど、少なくともこれまでにトラック一杯くらいのウンコはしてきていると思うんですよね。
それだけのウンコをしていたら、あなた、一度くらいは手の平にウンコが付いた事あるでしょう池畑さん。
お互い、顔も知らない仲なんだし、こんな所で見栄を張るのはヤメましょうよ。


で、その手の平に付いたウンコ汁。

一見、見た目はただの水ですから、「なにこれ?」ってな感じでジッと手の平を見つめています。
心のどこかに「もしかして・・・」という不安はあるものの、それでも「まさかぁ」と現実逃避してしまいたい自分が狭いトイレの中にいます。

そんな時の人間と言うのは100%の確立で、その手の平を嗅ぎます。
いや、たとえ丸の内の美人OLでも絶対に嗅ぎます。田園調布のお嬢様でも、子供の頃からモデルをやってる激カワ女子高生でも、米倉涼子でも、処女の巫女さんでも、絶対に100%嗅ぎます。
絶対に言いきれます。

もし、私は絶対に嗅がないわよ、という池畑さんのような人がいたなら、それは逆に危険です。
そんな人は人生の危機管理に欠けてます。
己の臭さを確認しない輩など犬畜生にも劣るのです。

話しは突然飛びますが、昔、六本木のキャバクラに、とんでもない美人のキャバ嬢がいました。
僕は彼女をなんとかモノにできないかと、ありったけの金のポケットに押し込んでは、毎晩そのキャバクラへとイソイソ通っておりました。

イイ匂いのする女でした。洗礼された都会の女の香りです。
「何っていう香水付けてるの?」と僕が聞くと、彼女はパッチリお目目をキラリと光らせ「キャロライナヘレラよ」と得意気に言いました。
彼女がそう答えた瞬間、何やら嫌な臭いがプ~ンと僕の鼻をかすめました。
瞬間、ニオイに敏感な僕は「あれ?」と思いました。

僕は、事の真相を確かめようと、隣に座る彼女に更に顔を近づけては、アダルティーな中井貴一を意識しながら「へぇ~いい匂いだね。誰からのプレゼント?」と意味ありげに微笑みます。
すると彼女は、ニヤッと微笑みながらソッと僕に顔を近づけ、小声で「な・い・しょっ」と可愛く答えたのです。

その時です。
「な・い・しょっ」の「しょっ」と同時に猛烈な「歯ぐき臭」が僕の顔に吹き掛かりました。

「くせっ!」

とは、言えなかったものの、僕は無言で彼女から顔を背けました。

「安い差し歯は臭くなる」

六本木のお姉ちゃん達の間では、もはや常識と言えるほどの常識です。
なのに彼女は、あんなに綺麗な彼女は、そんな常識に背き、わずかな差し歯代をケチってしまったのです・・・
キャロライナヘレラかキャロライン洋子か知りませんが、そんな香水で誤魔化そうとしても、安い差し歯の匂いは誤魔化す事はできないのです・・・・

その後、彼女は六本木から池袋のキャバクラに移転しました。
理由はわかりません。わかりませんが想像はつきます。

危機管理。
彼女にもう少し危機管理があれば、彼女は今でも六本木の黒絨毯の上でシンデレラを演じていられたでしょう。
非情に残念です・・・・


話しを戻します。

手の平に付いたウンコ汁。もしそれを「私は絶対に嗅がないわよ」という池畑さんのような人がいたなら、気を付けて下さい。六本木の黒絨毯から池袋の薄汚れたカーペットへと転落します。

手の平に付いたウンコ汁。躊躇わないで今すぐ嗅いで下さい。
嗅いで、己のニオイを確認するのです。

「ニオイを確認してどうするの?」などと野暮な事は聞かないで下さい池畑さん。
あなた、さっきからイチイチうるさいんですよ、ちょっと黙ってて下さいよ池畑さん。





ウンコの匂いを嗅ぐ。
犬畜生には本能でも、人として、なかなかできる事ではございません。

臭いモノには蓋をしろ。

「それじゃあまるで臭いモノには蓋をしろではありませんか!」

いかにも、記者会見場で三流ジャーナリストが叫びそうな言葉です。

臭いモノに蓋をして何が悪い。

「臭いから蓋をするんだ、それともおまえはその臭い匂いが好きなのか?」

いかにも、人生の甘い辛い苦いを舐めて来た大物政治家の呟きそうな言葉です。

しかしよく聞け、三流ジャーナリストと大物政治家と池畑。
臭いモノに蓋をする前に、それがどんな匂いなのかを確認しなけりゃいけねぇよ。
本当にそれが臭いのかどうかを確認してから、蓋をするかしないかを考えるんだ。
わかるか?
もしかしたら、ソレは、おまえらの「臭い」という先入観かもしれない。
もしかしたら、ソレは、本当は香ばしいイイ香りかもしれない。
だから嗅げ。
嗅いで嗅いで嗅ぎまくれ。
嗅いで真実を知るんだ。
嗅いで現実を知るんだ。
テメーのその手の平に付いたウンコ汁。
誰のせいでもない、おまえのせいだ。
だから嗅げ。
嗅いで「うっ」と顔を背けるな。
その匂いがおまえ自身なんだ。
おまえを産んでくれたおっ母さんもきっと同じ匂いがするんだぜ。

・・・・・・・・・・・

だから僕は、手の平に付いたウンコ汁を必ず嗅ぎます。
それがただの汗、という時もあります。
しかし、そんな時はちょっぴり残念です。
でも、プ~ンと匂った時は素直に嬉しいです。
勝ち組になった気分です。

僕はそんなプ~ンと匂った手の平を、トイレから出た瞬間、必ず22歳の同居人に嗅がせるようにしています。
最近では彼女、それが当然の事のように、トイレから慌てて出て来た僕に鼻を突き出します。
臭くない時は、やっぱり彼女も残念そうに「全然臭くない」と首を振ります。
しかし臭い時は、「うん、臭い臭い!」と素直に喜びます。
そんな時は、やっぱり勝ち組になったような気分です。




で、結局僕は何が言いたいのか?
前回に引き続き、僕にもさっぱりわかりません。

だからラストはやっぱり変な唄で誤魔化します。

がんばれぇ~

(彼には僕のウンコ汁を直接嗅がせてやりたい)


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