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体験!パニックランド

2011/08/13 Sat 10:42

    ぱにっく
先日、なにげにテレビを見ておりましたら、

キッザニア

なる凄いテーマパークが紹介されておりました。

キッザニアとは、小さな子供が80職種の模擬体験ができる子供向けの職業体験型テーマパークの事です。
例えば、ハンバーガーショップでハンバーガー作って売ったり、ボトリング工場でコカ・コーラのペットボトル詰め作業が体験できたり、消防署員になって火事を消したりと、そりゃあもう凄くリアルな体験が出来るテーマパークなのです。

根っから幼稚な僕は、この「キッザニア」に著しく興奮しちゃいまして、ハァハァと勃起しながらキッザニアのサイトを開いては、僕はお菓子工場で働こうかしら、それともテレビ局にしようかしら、いや、ピザショップでも働いてみたいし、だけどガソリンスタンドなんかも捨て難い!などなど、どれにしようかと迷っていますと、しかし、やっぱり、「大人はダメ!」と書いてありました。

しかし、このキッザニアなるテーマパークは素晴らしいですね。
子供のうちに色々な職種を体験できるなんて、ちびっ子達の将来の夢は膨らむばかりです。

そーいう僕も、少年時代には、鉄格子のある職業訓練院に強制的に入れられまして、そこで1年ばかり溶接習ったり木工したりと色々やったんですけどね、でももうその頃の僕はズルムケちんぽでしたから、教官に何を教えられても、ぼんやりとシャバのみよちゃんの事ばかり考えてて全くダメでした。

ちんぽのカワがズルムケになる前に、色んな事を経験するのって、子供の教育にとっても良いですよね。
だから僕も、もし子供ができたら絶対にキッザニアに連れてってやろう!なんて思ったりしてたのですがね、しかし、その前に、なんせもう地震が怖くて怖くてね、それどころじゃないんですよ。
こうしている間にも、いつ、ドドドドッ!って大地震が来るかとビビりまくってて、産まれる予定もねぇガキの事を考えてるどころじゃありませんよ本当。

地震は怖いが、しかし、この体験型テーマパークってのはどうも気になる。
だから僕、このキッザニアってテーマパーク見て思ったんですよ。

大人の体験型テーマパークを作ったらどうか?

って。

もちろん、今さら四十を過ぎた糞親父がソフトクリーム屋とか携帯ショップの模擬体験したって仕方ありませんから、そんなんじゃありません。
キッザニアのような将来の為の模擬体験型テーマパークではなく、人生最悪な状態の模擬体験型テーマパークはどうだろう?って考えたんです。
つまり、世の中で起こりうる、大地震や大火災といった災害から、殺人事件や覚醒剤中毒といった犯罪被害といった、人生最悪な状態を模擬できるという、その名もズバリ

「パニックランド」

というテーマパークでございます。


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それでは、いきなりでございますが、今から皆さんをパニックランドへ御案内してみたいと思います。

まず皆様に最初に体験して頂くアトラクションは、

地震避難所体験

です。

このコースは5日間のコースとなっておりまして、途中、何が起きようとも中断する事はできません。
この5日間は、たとえ急性虫垂炎になろうとも、たとえ祖父が危篤状態に陥ろうとも、絶対に中断する事は出来ませんので、それなりの覚悟と準備をしておいて下さい。

さて、そんな地震避難所体験コースは、まずは「地震発生時」から体験していただきます。

六畳一間の部屋。
この部屋は築三十年木造平屋建てのお部屋でございます。
お客様は今からこの部屋で生活して頂くわけですが、この部屋は、人工的に震度8強レベルの地震を発生させる事が出来ます。

震度8強と言えばハンパじゃありません。
まるで体重105キロの肥満体のおっさんと一緒にトランポリンで飛び跳ねるくらいの衝撃と恐怖です。

しかし、その震度8強の地震がいつお客様を襲うかというのは教えられません。
ええ、秘密です。
地震というものは不意に襲って来るものですから、いつ地震が起きるかなんてのは、いくらお客様が泣こうが喚こうがチンポを露出しようが絶対に教えられません。
しかも、お客様がこの部屋で生活していらっしゃる間、震度8強以下の地震、例えば震度4や震度5弱といった前震が何度も起きます。
しかし最大レベルの震度8強をクリアするまでは、お客様は絶対にこの部屋を退室する事はできなくなっているのです。

そんな地震部屋で、いつ来るかもわからぬ震度8強の恐怖に脅えながら、約2日間生活して頂きます。
これでもかこれでもかと襲って来る群発地震の中、強烈な震度8強を体験し小便洩らしましたらこのステージはクリアです。

地震体験をクリアしますと、続いては、テーマパークの敷地内にございます「被災地」にて野宿をして頂きます。

この「被災地」というのは、東京ドーム半分くらいの敷地にブッ潰れた家やビルの瓦礫が放置された荒んだ所で、もちろん電気は使えませんから真っ暗です。
そこには野犬や野ネズミが放し飼いにされてます。
あと暴漢(今回は屈強な黒人を二十人ほど御用意させていただきました)や、痴漢(男性の場合はホモ痴漢)などもウヨウヨと潜んでいます。
もちろん、警察なんかいませんから自分の身は御自分でお守り下さい。

そんな被災地では、自衛隊の救助が来るまで生活して頂きます。
その間は、水や食料、又は毛布といった寝具も一切支給しません。
巨大なペニスを剥き出しにした黒人に見つからぬよう、十分に用心しながら瓦礫の隅に隠れてお過ごし下さい。
(黒人や野犬に襲われ怪我をした場合、当社は一切の責任を負いかねます)

さて、自衛隊の救助が来ましたら、続いてはいよいよ「避難所体験」です。

ここでは約2日間、避難所体験をして頂きます。
しかし、今回ご用意させて頂きました避難所は、従来の避難所ではなく、最悪レベルをマックスにした避難所という、よりパニックを体験して頂けるように設定されています。

そんな最悪避難所の季節は真冬です。
場所は大きな体育館。
ここで、あらゆる種類の被災者達と共同生活して頂きます。

毛布はお一人様1枚のみとさせて頂きます。
電気類や携帯のご使用は一切出来ません。
焚き火も禁止します。
食料は乾パン1袋と飲料水1リットルのみとさせて頂きます(暴漢に奪われたり盗まれたりしても再支給は致しません)。

そんな避難所には、痴漢、ボケ老人、朝まで泣き叫ぶノイローゼ女、泥棒、屈強な黒人、意地悪おばさん、臭いオヤジ、などなど様々な被災者達が貴方に危害を加えようとして来ます。
そんな厄介な被災者達と上手にコミュニケーションを取りながら生活して頂きます。

これが、地震避難所体験5日間コースでございます。
体験日数は最大2ヶ月まで延長することができますので、政治家の方や東京電力の方々は最大延長コースをお薦め致します。

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続いての体験アトラクションは、

殺人犯体験

です。

こちらのアトラクションは、お客様に殺人犯となってもらい、逮捕、裁判、刑務所の3つを体験して頂くという、当テーマパークでも最も人気の高いアトラクションでございます。
尚、体験期間は最低1ヶ月という長期コースとなっておりまして、この体験期間は何が起きようとも絶対に中断する事は出来ません。

さて、そんな殺人犯体験コース。
扱われる事件は、次の中からお選び頂けます。

A・不倫による痴情のもつれ
B・強盗殺人
C・通り魔殺人
D・保険金殺人
E・暴力団抗争
F・尊属殺人

この中からお好きな事件をお選び頂きます。
事件によって、この後のコース内容も大きく変わって来ます。
尚、このコース以外にも、御自分でお好きな事件を創作する事は出来ますが、但しその場合の料金は特別料金となりますので御了承下さい。

それでは今回は、最もスタンダードな所で、Bの強盗殺人体験コースを御紹介してみましょう。

強盗殺人体験コース、まずは「取調べ」を体験して頂きます。

お客様は、16日の午後7時6分頃、東中野にある質屋に押し入り、晩メシを食っていた質店店主・正木甚助(当時59才)と、その妻・タツ江(当時56才)を刃渡り18センチの文化包丁でメッタ刺しにして殺害し、その後、店の倉庫にあった貴金属類品(20万円相当)、富士通ノートパソコン、プレステ3、等を奪い、そして金庫から現金30万円を奪って逃走、約1時間後、パトロール中の警察官に逮捕されました。

強盗殺人ですから、捜査一課の出番です。
捜査一課は、殺人、強盗、暴行、傷害、誘拐、立てこもり、強姦、放火といった凶悪犯罪を取り扱うエリート集団でございまして、まぁ、組織犯罪対策部のような荒くれ猛者の刑事達とは違いますから、それほど激しい取調べ(暴行等)は期待できませんが、それなりに厳しい取調べは体験する事ができます。

そんな取調室は、より雰囲気を味わって頂く為に、昭和四十年代の旧四谷警察署の取調室を復元させて頂きました。
もちろん、「太陽にほえろ」でお馴染みの電気スタンドやアルマイトの灰皿も御用意しております(カツ丼は別途料金となります)
0002365699963s.jpeg
又、取調べの室のテーブルの下には、CDステレオのスイッチが備え付けられており、お客様のその時々の心境にあわせてBGMを流す事が出来ます。

例えば、「凶器である文化包丁はどこに捨てたんだ!」と、血気盛んな若い刑事に問い詰められ、激しく机を蹴飛ばされては電気スタンドを顔に向けられた時など、こちらのA-13のCDを再生しますと、

(取調べテーマA-13)


このようなBGMが取調室で流れ出し、より激しい取調べの臨場感を醸し出してくれます。
お客様はこの激しいBGMの中、血気盛んな若い刑事にもみくちゃにされながらも「知らねぇって言ってるだろー!」と、おキマリのセリフを吐く事ができるのです。

又、元四谷警察署のベテラン刑事だった嶋谷刑事(通称・落としの嶋さん)から、いきなり何の前触れも無く「おかあさんの話」や「故郷の話」をしんみりと語りかけられた時にはすかさずS-8のCDを再生して下さい。

(取調べテーマS-8)


どうです。この淋しさ。そしてこの脳味噌もウルウルする侘しさ。
こんなウルウルなテーマを背景に、お客様はベテラン刑事の嶋さんから、取調べの醍醐味ともいえる「落とし」をじっくりと堪能する事が出来るのです。

この他にも、「実は被害者の妻とデキてたんですのテーマ」(B-16)や、「刺したのは23回で25回じゃないんだのテーマ」(F-3)などなど、これらのテーマ曲は110曲も収録されてますので、あらゆるシーンで活用し、よりドラマティックな取調べを受ける事が出来るようになっております。

さて、そんな取調べコースは5日間となっております(余罪の再逮捕というオプションもございますが料金は別途となります)。

その5日間は、留置場で不快適なブタ箱ライフを体験して頂きます。
この留置場は、1970年代の新宿警察署の留置場が再現されておりまして、昔ながらの黒鉄格子とささくれたった古畳みがとてもイカしてます。
又、壁のラクガキも「共にプロレタリア世界革命へ!」や「打倒!米帝国主義!」といった実に全共闘なモノばかりでありまして、団塊の世代の方には堪りません。

このようにして取調べコースの5日間体験を終えますと、続いて「裁判体験」となります。

裁判になりますと、お客様は被疑者から被告と呼び名が変わり、ブタ箱から拘置所へと移監されます。
この拘置所は、終戦直後の巣鴨プリズンを復刻した作りとなっておりまして、日本の古き良き監獄建築のワビサビをじっくり味わう事が出来ます。

24.jpg

法廷では、判事、検事、弁護士の立ち会いのもと、本物の裁判さながらに進められていきます。
被告人席のお客様は、実際にその場に立ちながらも、自分が淡々と裁かれていくのを客観的に見る事ができるのです。

検事が起訴状を朗読します。
あなたは自分が犯したとされる残虐な犯行手口を読み上げられ、強烈な罪悪感に苛まれます。
不意に傍聴席から「鬼!ひとでなし!」という恨みの叫びや遺族のすすり泣きの効果音が聞こえ、あなたは徹底的にヘコまされます。

このような裁判は3日間続けられます。
ほとんどのお客様は、この裁判コースでギブアップを申し出ます。
さすがに強盗殺人事件ともなりますと、例え模擬体験とは申しましても、背負った罪悪感があまりにも重すぎてノイローゼになってしまうケースも多々あるのです。

しかし、体験を中断する事は絶対に認められません。
いくらお客様が「もういやだ!帰してくれ!」と泣いてお叫びになっても無駄です。

泣こうが喚こうがお客様は無期懲役の判決を受けるのです。

判決を頂きますと、そのまま「刑務所体験」へと突入します。

この頃になると、ほとんどのお客様の顔からは笑顔が消え、ただただ絶望感に打ちひしがれた暗い顔をしております。
そんな精神状態の中、お客様が体験して頂く刑務所は、刑務所レベルの中でも最高の「LB級刑務所」という、受刑者の半数が殺人犯であり、刑期8年以上の犯罪傾向が進んだ者のみが収容されるという、最も過酷な刑務所を御用意させて頂きました。

刑務所の中には、殺人犯共がウヨウヨと蠢いております。
新入りのお客様は、海千山千の凶悪犯達に毎日イジメられ、シゴかれ、そしてオカマを掘られるのです(オカマ掘りはオプション料金となっております)。

そんな刑務所の夜。
お客様は、格子窓を照らす月の灯りを眺めながら家族の事を想い出します。
その際、窓際にございますDVDデッキの再生ボタンを押して頂きますと、事前にお客様からお預かりしました、「娘さんの写真」や、「結婚式の写真」、又は「国のおっかさんの写真」等が、高性能プロジェクターにより、格子窓の向こうの夜空に映し出されるというサプライズがございます。
又、その際、DVDデッキの横にございますCDステレオの再生ボタンを押しますと、↓このようなBGMが居室で静かに流れ出します。

(国のおっかさん用BGM)


お客様は、このようなムーディーな曲と共に、夜空に浮かぶ国のおっかさんの写真や娘の写真をスライドで眺めながら、思う存分泣き崩れる事ができます。
日中は凶悪犯達にイジメられ、そして夜な夜な、妻や娘や国のおっかさんを想いながら泣き明かすのです。

刑務所体験では、このような生活を約20日間続けて頂きます。
(延長は最長3年まで可能です。それ以上の延長をお求めの方は本刑務所を御紹介します)

さて、過酷な20日間を耐え抜きますと、いよいよ待望の「出所」が待ち受けております。

殺人犯体験コースの中でも最も劇的な場面です。

お客様は、これが模擬体験だとわかっていても、しかし迎えに来た妻子の笑顔におもわず号泣し、妻子をキツくキツく抱きしめながら、国のおっかさんの名を叫ぶことでしょう。


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いかがでしょうか、こんな「大人の体験型テーマパーク・パニックランド」。

「地震避難所体験」では、地震や避難所を疑似体験することにより、自身の危機管理と共に被災者達の痛みを知る事ができるのです。

「殺人犯体験」では、罪の重さを知り、刑務所の過酷さを知り、そして家族の大切さを知る事ができるのです。

危機管理が全く薄れた昨今、安全神話にあぐらをかく日本国民というのは、まるで深夜のロサンゼルスのダウンタウンの路地裏を全裸で歩くOLのようなものです。
これでは北の金さんが堂々とミサイルを撃ち込むのも無理はありません。

ですから、今こそ平和ボケした日本国民に、このパニックランドが必要なのです!

尚、このパニックランドには、「地震避難所体験」と「殺人犯体験」の他に、

「覚醒剤中毒患者病棟体験」

「終戦直後の焼け野原体験」

「闇金地獄体験」

「インポ&不感症体験」

「従軍慰安婦体験」(女性限定)

「自殺の死に損ない体験」

「ワキガ体験」

といった、様々なパニックパビリオンも計画中です。

そんなパニックランド。
もし、本当に「おもしろそうじゃねぇか」とお考えの企業様が御見えになりましたら、是非とも僕にお声を掛けて下さい。
完璧な企画書は出来上がっておりますので無料で差し上げます。
ただし、法的に問題が発生致しましても僕は一切の責任を負いかねますので御了承下さい。

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