夢のボランティア島
2011/04/16 Sat 11:50
被災地の自衛隊。そしてボランティアの人達。
余震や原発が不安だというのに本当に本当に頑張ってます。
あの人達は、絶対に天国行くでしょうね。
そう思えてなりません。
それに比べて政府。
太った豚の集団。
この国は、今までにも悲惨な大地震を何度も経験しているというのに実に鈍臭い。
まったく学習能力がありません。
そしてマスメディア。
視聴率しか考えていない愚かなマスメディア。
阪神大震災を見てもそうです。
「がんばろう神戸!」などとお祭り気分で騒いでいたのは最初の数年間で、今では震災の1月17日の慰霊祭をテレビでチョコチョコっと放映するのみとなりました。
きっと、今回の東北大地震も同じです。
「がんばれ日本!」などと、今度は日本全土にまで「がんばれ」を広げては大々的なイベントを繰り広げていますが、しかし、これも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺の如く、どうせすぐに飽きるでしょう。
日本のマスコミというのは、馬鹿な国民を煽るだけ煽り、その後は知らんプリっといった、まるで錦糸町のスナックのママのような生き物です。
飲めや歌えやと人を散々持ち上げ、もうぐでんぐでんのベロンベロンに酔わせておきながら、しかし、飲み代貰うや否や「酔っぱらいは嫌いだよ!とっとと帰っておくんな!」などと、いきなり冷たくなる錦糸町のスナックのママそのものなのです。
海老蔵君を見てごらんなさい。
マスコミはあれだけ騒ぐだけ騒いでおいて、今じゃ「海老蔵って誰?」です。
今こそ海老蔵君には被災地に赴いて頂き、潰れた家屋の瓦礫の中で大酒くらい、そこで関東連合との決着をつけてもらいと思う今日この頃なのです。
まぁ、マスコミの話しなどどうでもいいです。
今は、今後の地震対策を考えていかなければならないのです。
まだまだ大地震は来ますよ。
関西、四国、九州地方の方、今は関東だからって安心してる場合ではありませんよ。
そのうちソッチにもドカン!とドデカイ奴がやって来ます。
そりゃあそうです、我が国ニッポンは地震大国なのですから。
ですから、もう、人ごとのように「がんばれ!」とかほざいてる場合じゃないんです。
それこそジミー大西から「おまえもがんばれ!」とツッコミ入れられます。
現地では、ボランティアの人とか自衛隊の人とかお巡りさんとかが必死で働いています。
全国で募金が集められ、全国から救援物資が届けられ、今やみんなが何かしようと真剣に考えています。
ですから僕もこうしてはいられないと、僕なりの今後の地震対策を考えてみました。
まず、一番に考えなくてはならないのが、
避難所対策
です。
地震なんてのは、ほんの数分グラグラを我慢してればいいだけです。
あんなもの、ディズニーのアトラクションに乗ってると思えばいいのです。
が、しかし、地震というのはその後の生活が大変となります。
家も潰れちゃって電気も使えなくて水道も使えない。
もう、すごく面倒臭いのです。
そして余震。
あれが怖い。
本震は不意をついて来ますから、「あっ!ああああ!」って思っている間に終わってしまいますが、しかし余震というのは「来るぞ・・・また来るぞ・・・」と変に身構えてしまいますから、四六時中地震に脅えなくてはならず、ついつい隣りで貧乏揺すりしているおっさんにまで「てめぇ!脅かすなよ!バカヤロウ!」などと、八つ当たりしてしまうのです(僕だけかな?)。
避難所と余震ストレス。
この問題を解決するのに、僕は今こそ「無人島」の出番ではないかと思います。
まず、そこらじゅうの無人島を開発するんです。
日本には大小様々な無人島が200近くあるでしょ、アレですよ、アレを有効活用するんです。
その無人島に、長期滞在型ホテルをいくつも作ります。
島には飛行場を始め、病院、消防署、警察まであります。
コンビニ、スーパー、飲食店から、映画館、遊園地、キャバクラ、エステ、プール、といった娯楽施設も完備します。
また、特別措置法として、カジノや売春宿も作りましょう。
もちろんそれらは全て無料です(カジノについては自費)。
そう、この無人島は、大地震発生と共に緊急運営される、
無人島丸ごと避難所なのです。
基本的に会員制となっております。
つまり、地震時にこの島を利用したい人は、事前に会員になってなければならないのです。
会費は、16才から60才までが月々千円(子供と老人は無料)。
要するに、掛け捨ての保険のようなものです。
その皆さんから集められた会費が島の運営費となります。
となると、「でもさぁ、毎月会費を払ってても地震が来なかったらもったいないじゃん」なんて、まるでアメリカンホームダイレクトの保険CMのようなケチな人も出てくるでしょう。
しかしそれは違います。
たとえ地震が来なかったとしても、この島は皆さんの会費で運営されているわけですから、もし、どこかの被災者がこの島を利用したとなれば、皆さんの会費が自動的に運営費として使われますから、つまり、皆さんのその会費は募金をしたという事になるのです。
そう、要するにこれは互助会みたいなシステムなのであります。
当然、売名したい民営企業からも義援をお願いします。
恐らく、ユニクロの服は全てタダで、ソフトバンクは使い放題です。
スポーツ選手やアーティストもわんさかやってきます。
毎日、グラウンドでは有名サッカー選手がコロコロと玉を蹴り、毎晩、世界各国の有名アーティスト達がコンサートを開いてくれます。
ジャッキーチェンなんて、まるでそこらの三流大道芸人のように、いつもどこかの道端でカンフーしてます。
それでも運営費が足りない場合は、国家予算を使えばいいのです。
どうです。
素晴らしいでしょ、この無人島。
これを「ボランティア島」などと名付ければ、もうそこらじゅうからラブ&ピースな人達が集まって来て、彼らが全部面倒見てくれますから、もう、寒い体育館の避難所なんかで冷たいおにぎりなんか喰わなくてもいいんです。
さて、そんな誰もが憧れる夢のボランティア島。
実際、地震で被災し入島するには、それなりの罹災証明が必要となります。
しかし、あの瓦礫の中、家屋の全壊、半壊、調べるのは大変です。
また、入島したいばかりに、被災してない町からやって来てはインチキするバカタレも横行するに決まっております。
そこで、考えたのが「被災ポイント」です。
つまり家が全壊したとか半壊したとかタンスがひっくり返ったとか関係無しに、その地方で地震が起きた場合、その地方に住民票がある会員に限りポイントが加算されるという、実に画期的なシステムなのです。
ただし、対象となるのは震度5強からです。
震度1に対して1ポイントが加算されますから、震度5強の地震では5ポイント獲得できます。
又、震度7以上の場合は7ポイントにプラスされ、総理大臣特別ボーナスとして5ポイント貰え、これが震度8弱の大地震だと天皇杯として10ポイントも貰えちゃうのです。
このボランティア島に入島するには、原則として30ポイントが必要となります。
ですから、一度や二度のチンケな大地震ではボランティア島には行けません。
入島条件の30ポイント溜めるには、そりゃあもう茅ヶ崎のサーファーの如く、いつもユラユラしてなくてはならないのです。
ですから子供達は頑張ります。
一刻も早くボランティア島でディズニーアトラクションに乗りたいと、グラグラユラユラの中でも「お父さんあと何ポイント!」と叫びながら揺れに耐えます。
お母さんだって負けてません。
エステは無料ですし、ヨン様にも会えますから、どれだけ揺れようがニヤニヤし、地震が来る度「来たわよ来たわよ」などとワクワクしてます。
お父さんなんて、トルコ風呂が無料ですから、もう家ん中がグチャグチャになり、そこらじゅうにヒーヒーと振り回されながらも、「マット洗い・・・スケベ椅子・・・」などと念を唸っては必死で踏ん張っているのです。
これぞ本当の意味での
ガンバレ!
なのです。
これこそ、
「あと3ポイントだ!もう少しだ頑張れ!これに耐え抜いたらキミ達には楽園が待ってるぞ!」
と、心の底から「ガンバレ!」と言う言葉が自然に湧き出るのです。
さて、そうなりますと、国民というのは現金なもので、あれだけ地震を怖れていたのに、今度は「早く地震がこないかな」などと待ち遠しくなるものです。
大きな地震であればあるほどそれだけポイントが高くなりますから、グラグラっと揺れ始めると、家族揃って「もっと来い!もっと揺れろ!」などとワクワクしながら願うようになります。
こうなればこっちのものです。
今まで問題とされていた「余震のストレス」はクリアです。
被災者達は余震の恐怖から解放され、逆に余震が待ち遠しくなるといったエコノミックアニマルな感情を抱くのです。
また、今後地震が起きそうな地域には、ポイント獲得を狙う人々がわんさかと引っ越しして来ますから、地方財政も安定し、過疎化を防ぐ事ができます。
そのうち、地震予想屋なんてのまで現れ、「あそこの地盤は緩いから天皇杯は確実だ!」などとダミ声で叫びまくり、それに釣られた人々が、本来地震危険地区とされる地域にドヤドヤと引っ越して来ますから、一気に人口が増え、とっても財政が潤うという利点もあるのです。
そんなボランティア島。
入島者は原則として1年です。
一年経ったら、問答無用で追い出されます。
ですから被災者達はそうそう無料のトルコ風呂で泡まみれになっている暇はありません。
一年経ったらポイントは0となり、ボランティア島を強制退去させられますから、それまでの間に帰る場所を確保しなければならないのです。
だからお父さん達は頑張ります。
女房と子供を安全で楽しいボランティア島に残し、安心して本土に帰って働く事ができるのです。
一年後。
家族達は復興した町に戻ります。
そして、お父さんが頑張って立て直してくれた我家に戻るのです。
子供達はボランティア島での写真を見て懐かしみ、「お父さん、また行きたいね」と笑います。
お母さんはヨン様やスマップと一緒に撮った写真を後生大事に肌身離さず抱いて寝ます。
お父さんも、ボランティア島のキャバクラ『マグニチュード』の美月ちゃんの笑顔を夜な夜な思い出してはニヤケるのです。
そんな地震という人類最大の恐怖を、逆に楽しみにしてしまうボランティア島。
どうです。素晴らしい案だと思いませんか国会議員の皆さん。
それくらいの金あるでしょ?
そこらじゅうに意味のない箱モノを作りまくるくらいなら、国家緊急プロジェクトとして地方のその金掻き集めてさ、売名好きな企業とかアーティストとか集めて作りましょうよ、ボランティア島。
土地は無人島使えばいいんだし、ボランティアの姉ちゃんや兄ちゃん達使えば人件費もかかんないし、電気はさ、今度の件で東京電力にオトシマエつけさせて、今後100年の電気料は無料って事にしてしまえばいいんだしさ。
ガンバレガンバレって猿のセンズリじゃあるめぇし、いつまでもそんなことばっか叫んでても仕方ないでしょ。
それってのは、交通事故で頭割れて脳味噌飛び出してる人に向かって「大丈夫ですか?」って聞くのと同じなんだよね、今の「ガンバレ!」ってのは。
実際、今の被災者ってのは、いくら周りから「ガンバレ!」って言われても、どうやって頑張っていいのかわからないから困ってるんですよ。
便秘の姉ちゃんが便器でリキんでるの見て「ガンバレ!」って言ってんじゃないんだからさ、本当の意味での「ガンバレ!」を作らなきゃ。
だから、もう口だけの「ガンバレ!」はいいから、本当に被災者達が
頑張りたくなるような事
を、国会議員のおっさん達に仕掛けて欲しいですよね。
だから皆さん。間違えないで下さい。
今、被災者に「ガンバレ」と言うのはとっても残酷です。
身動きできない彼らは頑張りたくても頑張れないのです。
だから我々は、被災者にではなく、国会議員のセンセ達に向かって「ガンバレ!」とエールを送るのです。
豚も煽てりゃ木に登る。
そんな諺を胸に抱き、今こそ、国会議員のおっちゃんたちに「ガンバレ!」とエールを送ってやろうではありませんか!
そしてボランティア島を実現するのです!
はっきりいって地震は恐過ぎるんです!
だから一刻も早くボランティア島を作って地震を楽しいものにしてしまいましょう。
毎月千円の会費で地震地獄から逃れられるなら安いものです。
そう考える人は日本全国に何百万人、いや何千万人いると思いますから、毎月集まる会費は莫大な金額です。
しかも、会費だけでなく世界各国から義援金が集まりますから建設&運営資金は十分なのです。
これを実現させられるのはワタミしかいません。
こんな夢のような話しを現実にしてくれるのは、あの居酒屋上がりのおとっつぁんしか他にいません。
「病院もサービス業である!」と病院革命に乗り出した、あの利用者に優しいおとっつぁんしかいないのです!
ワタミくん!
都知事なんてのは太陽族のおっさんにくれてやって、キミはボランティア島の実現に向けて突き進みなさい!
頑張れワタミ!
頼むぞワタミ!
(地震が怖い時にこの唄を聴くと凄く安心します。だからボランティア島のテーマソングはこの曲にしたいと思います)
追伸
今、コレを書いている間にも栃木県南部で震度5強の大地震が発生しました。慌ててテレビを付けましたが、どのチャンネルもほのぼののんびりした平和番組しかやっておりません。
震度5強ですよ5強!
もうみんな地震に麻痺してしまっています。
っていうか、いよいよ地震というアトラクションに飽きて来てます。
危険です。
この油断がとっても危険です。
明日は我が身。
そう思いながら地震対策を真剣に考えていきましょう。
↑↓ランキング参加してます!宜しくお願いします!!
余震や原発が不安だというのに本当に本当に頑張ってます。
あの人達は、絶対に天国行くでしょうね。
そう思えてなりません。
それに比べて政府。
太った豚の集団。
この国は、今までにも悲惨な大地震を何度も経験しているというのに実に鈍臭い。
まったく学習能力がありません。
そしてマスメディア。
視聴率しか考えていない愚かなマスメディア。
阪神大震災を見てもそうです。
「がんばろう神戸!」などとお祭り気分で騒いでいたのは最初の数年間で、今では震災の1月17日の慰霊祭をテレビでチョコチョコっと放映するのみとなりました。
きっと、今回の東北大地震も同じです。
「がんばれ日本!」などと、今度は日本全土にまで「がんばれ」を広げては大々的なイベントを繰り広げていますが、しかし、これも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺の如く、どうせすぐに飽きるでしょう。
日本のマスコミというのは、馬鹿な国民を煽るだけ煽り、その後は知らんプリっといった、まるで錦糸町のスナックのママのような生き物です。
飲めや歌えやと人を散々持ち上げ、もうぐでんぐでんのベロンベロンに酔わせておきながら、しかし、飲み代貰うや否や「酔っぱらいは嫌いだよ!とっとと帰っておくんな!」などと、いきなり冷たくなる錦糸町のスナックのママそのものなのです。
海老蔵君を見てごらんなさい。
マスコミはあれだけ騒ぐだけ騒いでおいて、今じゃ「海老蔵って誰?」です。
今こそ海老蔵君には被災地に赴いて頂き、潰れた家屋の瓦礫の中で大酒くらい、そこで関東連合との決着をつけてもらいと思う今日この頃なのです。
まぁ、マスコミの話しなどどうでもいいです。
今は、今後の地震対策を考えていかなければならないのです。
まだまだ大地震は来ますよ。
関西、四国、九州地方の方、今は関東だからって安心してる場合ではありませんよ。
そのうちソッチにもドカン!とドデカイ奴がやって来ます。
そりゃあそうです、我が国ニッポンは地震大国なのですから。
ですから、もう、人ごとのように「がんばれ!」とかほざいてる場合じゃないんです。
それこそジミー大西から「おまえもがんばれ!」とツッコミ入れられます。
現地では、ボランティアの人とか自衛隊の人とかお巡りさんとかが必死で働いています。
全国で募金が集められ、全国から救援物資が届けられ、今やみんなが何かしようと真剣に考えています。
ですから僕もこうしてはいられないと、僕なりの今後の地震対策を考えてみました。
まず、一番に考えなくてはならないのが、
避難所対策
です。
地震なんてのは、ほんの数分グラグラを我慢してればいいだけです。
あんなもの、ディズニーのアトラクションに乗ってると思えばいいのです。
が、しかし、地震というのはその後の生活が大変となります。
家も潰れちゃって電気も使えなくて水道も使えない。
もう、すごく面倒臭いのです。
そして余震。
あれが怖い。
本震は不意をついて来ますから、「あっ!ああああ!」って思っている間に終わってしまいますが、しかし余震というのは「来るぞ・・・また来るぞ・・・」と変に身構えてしまいますから、四六時中地震に脅えなくてはならず、ついつい隣りで貧乏揺すりしているおっさんにまで「てめぇ!脅かすなよ!バカヤロウ!」などと、八つ当たりしてしまうのです(僕だけかな?)。
避難所と余震ストレス。
この問題を解決するのに、僕は今こそ「無人島」の出番ではないかと思います。
まず、そこらじゅうの無人島を開発するんです。
日本には大小様々な無人島が200近くあるでしょ、アレですよ、アレを有効活用するんです。
その無人島に、長期滞在型ホテルをいくつも作ります。
島には飛行場を始め、病院、消防署、警察まであります。
コンビニ、スーパー、飲食店から、映画館、遊園地、キャバクラ、エステ、プール、といった娯楽施設も完備します。
また、特別措置法として、カジノや売春宿も作りましょう。
もちろんそれらは全て無料です(カジノについては自費)。
そう、この無人島は、大地震発生と共に緊急運営される、
無人島丸ごと避難所なのです。
基本的に会員制となっております。
つまり、地震時にこの島を利用したい人は、事前に会員になってなければならないのです。
会費は、16才から60才までが月々千円(子供と老人は無料)。
要するに、掛け捨ての保険のようなものです。
その皆さんから集められた会費が島の運営費となります。
となると、「でもさぁ、毎月会費を払ってても地震が来なかったらもったいないじゃん」なんて、まるでアメリカンホームダイレクトの保険CMのようなケチな人も出てくるでしょう。
しかしそれは違います。
たとえ地震が来なかったとしても、この島は皆さんの会費で運営されているわけですから、もし、どこかの被災者がこの島を利用したとなれば、皆さんの会費が自動的に運営費として使われますから、つまり、皆さんのその会費は募金をしたという事になるのです。
そう、要するにこれは互助会みたいなシステムなのであります。
当然、売名したい民営企業からも義援をお願いします。
恐らく、ユニクロの服は全てタダで、ソフトバンクは使い放題です。
スポーツ選手やアーティストもわんさかやってきます。
毎日、グラウンドでは有名サッカー選手がコロコロと玉を蹴り、毎晩、世界各国の有名アーティスト達がコンサートを開いてくれます。
ジャッキーチェンなんて、まるでそこらの三流大道芸人のように、いつもどこかの道端でカンフーしてます。
それでも運営費が足りない場合は、国家予算を使えばいいのです。
どうです。
素晴らしいでしょ、この無人島。
これを「ボランティア島」などと名付ければ、もうそこらじゅうからラブ&ピースな人達が集まって来て、彼らが全部面倒見てくれますから、もう、寒い体育館の避難所なんかで冷たいおにぎりなんか喰わなくてもいいんです。
さて、そんな誰もが憧れる夢のボランティア島。
実際、地震で被災し入島するには、それなりの罹災証明が必要となります。
しかし、あの瓦礫の中、家屋の全壊、半壊、調べるのは大変です。
また、入島したいばかりに、被災してない町からやって来てはインチキするバカタレも横行するに決まっております。
そこで、考えたのが「被災ポイント」です。
つまり家が全壊したとか半壊したとかタンスがひっくり返ったとか関係無しに、その地方で地震が起きた場合、その地方に住民票がある会員に限りポイントが加算されるという、実に画期的なシステムなのです。
ただし、対象となるのは震度5強からです。
震度1に対して1ポイントが加算されますから、震度5強の地震では5ポイント獲得できます。
又、震度7以上の場合は7ポイントにプラスされ、総理大臣特別ボーナスとして5ポイント貰え、これが震度8弱の大地震だと天皇杯として10ポイントも貰えちゃうのです。
このボランティア島に入島するには、原則として30ポイントが必要となります。
ですから、一度や二度のチンケな大地震ではボランティア島には行けません。
入島条件の30ポイント溜めるには、そりゃあもう茅ヶ崎のサーファーの如く、いつもユラユラしてなくてはならないのです。
ですから子供達は頑張ります。
一刻も早くボランティア島でディズニーアトラクションに乗りたいと、グラグラユラユラの中でも「お父さんあと何ポイント!」と叫びながら揺れに耐えます。
お母さんだって負けてません。
エステは無料ですし、ヨン様にも会えますから、どれだけ揺れようがニヤニヤし、地震が来る度「来たわよ来たわよ」などとワクワクしてます。
お父さんなんて、トルコ風呂が無料ですから、もう家ん中がグチャグチャになり、そこらじゅうにヒーヒーと振り回されながらも、「マット洗い・・・スケベ椅子・・・」などと念を唸っては必死で踏ん張っているのです。
これぞ本当の意味での
ガンバレ!
なのです。
これこそ、
「あと3ポイントだ!もう少しだ頑張れ!これに耐え抜いたらキミ達には楽園が待ってるぞ!」
と、心の底から「ガンバレ!」と言う言葉が自然に湧き出るのです。
さて、そうなりますと、国民というのは現金なもので、あれだけ地震を怖れていたのに、今度は「早く地震がこないかな」などと待ち遠しくなるものです。
大きな地震であればあるほどそれだけポイントが高くなりますから、グラグラっと揺れ始めると、家族揃って「もっと来い!もっと揺れろ!」などとワクワクしながら願うようになります。
こうなればこっちのものです。
今まで問題とされていた「余震のストレス」はクリアです。
被災者達は余震の恐怖から解放され、逆に余震が待ち遠しくなるといったエコノミックアニマルな感情を抱くのです。
また、今後地震が起きそうな地域には、ポイント獲得を狙う人々がわんさかと引っ越しして来ますから、地方財政も安定し、過疎化を防ぐ事ができます。
そのうち、地震予想屋なんてのまで現れ、「あそこの地盤は緩いから天皇杯は確実だ!」などとダミ声で叫びまくり、それに釣られた人々が、本来地震危険地区とされる地域にドヤドヤと引っ越して来ますから、一気に人口が増え、とっても財政が潤うという利点もあるのです。
そんなボランティア島。
入島者は原則として1年です。
一年経ったら、問答無用で追い出されます。
ですから被災者達はそうそう無料のトルコ風呂で泡まみれになっている暇はありません。
一年経ったらポイントは0となり、ボランティア島を強制退去させられますから、それまでの間に帰る場所を確保しなければならないのです。
だからお父さん達は頑張ります。
女房と子供を安全で楽しいボランティア島に残し、安心して本土に帰って働く事ができるのです。
一年後。
家族達は復興した町に戻ります。
そして、お父さんが頑張って立て直してくれた我家に戻るのです。
子供達はボランティア島での写真を見て懐かしみ、「お父さん、また行きたいね」と笑います。
お母さんはヨン様やスマップと一緒に撮った写真を後生大事に肌身離さず抱いて寝ます。
お父さんも、ボランティア島のキャバクラ『マグニチュード』の美月ちゃんの笑顔を夜な夜な思い出してはニヤケるのです。
そんな地震という人類最大の恐怖を、逆に楽しみにしてしまうボランティア島。
どうです。素晴らしい案だと思いませんか国会議員の皆さん。
それくらいの金あるでしょ?
そこらじゅうに意味のない箱モノを作りまくるくらいなら、国家緊急プロジェクトとして地方のその金掻き集めてさ、売名好きな企業とかアーティストとか集めて作りましょうよ、ボランティア島。
土地は無人島使えばいいんだし、ボランティアの姉ちゃんや兄ちゃん達使えば人件費もかかんないし、電気はさ、今度の件で東京電力にオトシマエつけさせて、今後100年の電気料は無料って事にしてしまえばいいんだしさ。
ガンバレガンバレって猿のセンズリじゃあるめぇし、いつまでもそんなことばっか叫んでても仕方ないでしょ。
それってのは、交通事故で頭割れて脳味噌飛び出してる人に向かって「大丈夫ですか?」って聞くのと同じなんだよね、今の「ガンバレ!」ってのは。
実際、今の被災者ってのは、いくら周りから「ガンバレ!」って言われても、どうやって頑張っていいのかわからないから困ってるんですよ。
便秘の姉ちゃんが便器でリキんでるの見て「ガンバレ!」って言ってんじゃないんだからさ、本当の意味での「ガンバレ!」を作らなきゃ。
だから、もう口だけの「ガンバレ!」はいいから、本当に被災者達が
頑張りたくなるような事
を、国会議員のおっさん達に仕掛けて欲しいですよね。
だから皆さん。間違えないで下さい。
今、被災者に「ガンバレ」と言うのはとっても残酷です。
身動きできない彼らは頑張りたくても頑張れないのです。
だから我々は、被災者にではなく、国会議員のセンセ達に向かって「ガンバレ!」とエールを送るのです。
豚も煽てりゃ木に登る。
そんな諺を胸に抱き、今こそ、国会議員のおっちゃんたちに「ガンバレ!」とエールを送ってやろうではありませんか!
そしてボランティア島を実現するのです!
はっきりいって地震は恐過ぎるんです!
だから一刻も早くボランティア島を作って地震を楽しいものにしてしまいましょう。
毎月千円の会費で地震地獄から逃れられるなら安いものです。
そう考える人は日本全国に何百万人、いや何千万人いると思いますから、毎月集まる会費は莫大な金額です。
しかも、会費だけでなく世界各国から義援金が集まりますから建設&運営資金は十分なのです。
これを実現させられるのはワタミしかいません。
こんな夢のような話しを現実にしてくれるのは、あの居酒屋上がりのおとっつぁんしか他にいません。
「病院もサービス業である!」と病院革命に乗り出した、あの利用者に優しいおとっつぁんしかいないのです!
ワタミくん!
都知事なんてのは太陽族のおっさんにくれてやって、キミはボランティア島の実現に向けて突き進みなさい!
頑張れワタミ!
頼むぞワタミ!
(地震が怖い時にこの唄を聴くと凄く安心します。だからボランティア島のテーマソングはこの曲にしたいと思います)
追伸
今、コレを書いている間にも栃木県南部で震度5強の大地震が発生しました。慌ててテレビを付けましたが、どのチャンネルもほのぼののんびりした平和番組しかやっておりません。
震度5強ですよ5強!
もうみんな地震に麻痺してしまっています。
っていうか、いよいよ地震というアトラクションに飽きて来てます。
危険です。
この油断がとっても危険です。
明日は我が身。
そう思いながら地震対策を真剣に考えていきましょう。
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