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ジャイアンのいない街

2012/04/25 Wed 14:43

ジャイアン

最近、ジャイアンの様子がおかしい。
丸くなったというか、落ち着いたというか、とにかく今のジャイアンは腑抜けだ。
全盛期のあの「問答無用」的な迫力はどこにも見あたらない。

そういえば、カツオも最近は随分と大人しいようだ。
いよいよイタズラのネタが無くなったのか、それとも波平に飽きたのか、とにかく今のカツオはつまらない。
イタズラに「キレ」がないというか、「人畜無害」なイタズラばかりでつまらないのである。

そう考えると、最近、夜の街を歩いていてもヤクザを見かけない。
いつもの街角に、いつものあの厳つい兄ちゃん達がいない。
あと暴走族もめっきりいなくなったし、迷惑な乞食もいない。
ブラジルの淫売もいなければ、野良犬一匹いやしない。

なんだいこりゃ。
いつから日本はこんなにお淑やかな国になっちまったんだ。
ついこの間まで腰に刀をぶら下げた奴らがウヨウヨしていた、「野蛮国」と呼ばれてた国とは思えないくらいに、お上品な国になっちまった。

そう、国家公安委員会の働きと、良識ある国民の勇気のおかげで、この国はとってもとってもお上品な国に生まれ変わったのだ。

が、しかしその変わりに、街には夜な夜なイヤな目をしたガキ共がウロついている。
彼らのその目は、何を考えてるのかわからないカマキリのように不気味だ。

あと、ホームレスなのか一般人なのかわからない親父も多い。
昔のホームレスは見た目ズバリ「乞食」だったが、最近のホームレスは近寄って匂いを嗅いでみなくちゃわかんねぇ。

淫売もわかんねえ。
昔の淫売は見るからに淫売で、まさに「プロ」のオーラをプンプン漂わせていた。だから客も安心できた。淫売に身も心も財布も預ける事ができたのだ。
しかし、今の淫売。どっからどう見てもフツーのお姉ぇちゃん。
確かにフツーのほうが性欲はそそるが、しかし事後の罪悪感は半端じゃねぇ。

あと、お巡りが怖い。
昔のお巡りは態度もデカくて乱暴だったけど、でも今のお巡りみたいに女のスカートの中の写真撮ったりはしなかった。

もっと怖いのが先生。
昔の先生はすぐにゲンコツ喰らわす乱暴者だったが、しかし今の先生は女生徒をラブホに連れ込んでゲンコツ喰らわすから手に負えない。

こう考えると、今の世の中、スネ夫と中島君ばかりが溢れている。

卑怯でひ弱でゴマスリで、嫌味ったらしくて狡賢いスネ夫と、表向きはイイ人ぶりながらも、巧みにカツオを操作しては利益を得る中島君。

こんな奴らが、このお上品な国家を形成してるのだ!

然るに、ジャイアンの乱暴やカツオのイタズラは「必要悪」だったのである。
ジャイアンの乱暴はスネ夫の暴走の抑止力であり、カツオのイタズラは大衆(中島君達)の制圧されたストレス発散だったのである。

スネ夫や中島君が蔓延る国家なんて、このままではこの国はダメになる。
見た目がどれだけ綺麗なお姉ちゃんでも、パンツにウンコがついてたら全てが台無しなのである!

しかし、遂にそんな上辺だけのお上品国家を破壊しようとする二人のヒーローが現れた。

そう、東京の石原のおっさんと大阪の橋下の兄ちゃんだ。

もう、見るからに石原のおっさんは乱暴なジャイアンで、橋下の兄ちゃんは悪戯小僧のカツオそのものではないか!

今こそ、このお二人には存分に暴れまくってもらい、狡賢いスネ夫や卑怯な中島君のような奴らから国家を取り返して頂きたいと、古き良き昭和を懐かしむ反社思想の僕は新宿の片隅でふとそう思う。


※ちなみに、田中眞紀子の旦那はノリ助です。



この時代はわかりやすかった。ダメ人間とダメじゃない人間とフツーの人間の区別があった。それらが共存共栄して、互いに縄張りを作ってはそれなりの社会を作り出していたから、住みやすかった。と、ダメ人間な僕は思う)

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