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2014/08/16 Sat 10:29

御挨拶なお話


父よ、あなたは偉かった。

ボクにはもう、一片のユートピアも残されてはいないのです。
憎しみ合うことにしか、生きてる実感が感じられない、この貧相な体と、ネズミの餌にだけしておくのは、もったいないと、
チヤホヤされるたびに手をこすり合わせて神頼み、神経質な潔癖症の女子高生の真紅なトサカのような陰部に、
何度も何度も頭を突っ込んで、おしげもなくしぼり出した精液を、結婚式のウェディングケーキの生クリームの中に塗り込んで、
あなたの夢見た人生の幸福を、参列者全員で祝福するのは実に白々しいと、今にしてボクは思うのです。

父よ、あなたは偉かった。

傷口から、ウジ虫がムクムクと湧き出して、それが真っ白いゴハン粒に見えてしょうがなかった地獄の戦場から舞い戻り、
平和を謳歌する建て売り住宅街の一本道で、ヒソヒソ話をする中年ババアの口の中に、
役に立たなくなった領収書の固まりを無理矢理押し込んで、今夜のおかずはきっとサンマの南蛮漬けだと心を踊らせながら、足早に帰る姿を、
こっそり、こっそり誰かに見られたのではないかと、ついつい不安になってしまい、登校拒否症の息子をかかえた不幸な一家が金属バットで血塗られたニュースを、
まるで他人ごとのように憐れむ妻の垂れ下がった尻に、フロフキ大根の空虚さを感じているのを、ボクは知っているのです。

ナショナル勃起 ナショナル勃起
ナショナルキッドのオチンチン
ユーゴスラビア ユートピア
悪魔の描いたユートピア
ナショナル勃起 ナショナル勃起
ナショナリズムのエゴイズム
バナナのチンチン バナナのチンチン
皮をむいたら腐りだした

父よ、あなたは偉かった。

小学校しか出ていない故の、人生の悲哀を、決して自分の子供には味合わせていけないと、コツコツと貯め込んだ郵便貯金の通帳に、
もう何も残されてはいないと気がついた真昼間に、ニキビ面をした暴走族の一団が、口笛を吹きながら大通りの真ん中で、
パトカーといたちごっこを繰り返す様を見て、動物園のヘビのようにおとなしく、
することさえ忘れてしまった痴呆症の老後をたった一人で過ごさなければいけないんだと、
固く心に誓う淋しさを、押入れに大事にとってあるアルバムに貼り付けることはできないんだと、
年がいもなくメソメソと涙腺をゆるませているのは、情けないことではないのです。

愛国幻想! 愛国戦争!

父よ、あなたは偉かった。

ボクのおこした数々の親不孝を、「昭和」の悲しいメモリアルなどとは呼ばないでください。
美空ひばりが「悲しい酒」を唄うたびに流した涙のしずくを、自分の過去とすり替えて、場末の安酒場でのみこんだ後で放尿する快感は、
何ものにも替えがたいと告白するあなたの正直に、日本の庶民のつつましさをみた、と批評する評論家のいいかげんさを、
手っ取り早く抹殺したくて、止めるのも聞かず一目散に家を飛び出して駆け込んだ書店に
丸尾末広の「ナショナル・キッド」と「少女椿」が山の様に積み上げられていて、
セーラー服を着た女子高生の一群が、「キャー」「ウソーッ」「ねぇ、見て見て!」「マジーッ?」と
叫びはしゃいでいる光景を目の当たりにして、ボクは思わずにいられませんでした。

 『昭和は遠くになりにけり』


父よ、あなたは偉かった。

鼻クソをほじるように快楽をもてあそび、ティッシュペーパーで精液を拭い取るように悲劇を使い捨て、
しっぽのはえた知恵おくれの子供の未来に、一寸先の闇を残してはいけないと、消毒液でツルツルに磨き上げ、
年をとるごとにブクブクと肥えていくオフクロの皮下脂肪を嘆くあまりに、
ニシンになりたい、ニシンになりたいとこぼしながら、ポリポリと数の子を貪り食う正月の神棚に、
今年こそは人類が破滅しますようにと祈りをささげるわびしさを、
あなたと一緒に感じたくて、ボクはとうとうやってきたのです。

父よ、あなたは偉かった。
ボクには一片のユートピアも残されてはいないのです。
父よ、あなたは偉かった。
ボクには一片のユートピアも残されてはいないのです。
父よ、あなたは偉かった。

ナショナル勃起 ナショナル勃起
ナショナルキッドのオチンチン
ユーゴスラビア ユートピア
悪魔の描いたユートピア
ナショナル勃起 ナショナル勃起
ナショナリズムのエゴイズム
バナナのチンチン バナナのチンチン
皮をむいたら腐りだした
御挨拶なお話

2013/07/28 Sun 13:58

御挨拶なお話

2012/09/20 Thu 11:34

ご迷惑をお掛けして・・・


現在、変態小説を開くと、画面が「プライベートモード」となり、一般ではブログが見れなくなっております。

これは、FC2事務局様から、「不適切な画像・動画・テキスト」が掲載されていると指導を受け、調査されている最中であり、決して変態小説が「プライベートモード」に変更したわけではございません。

不適切と思われる個所を修正致しましたので、もうしばらくするとブログが見れるようになると思います。

常連の皆様や、関係各位様に御迷惑をお掛けしました事、心よりお詫び申し上げます。

変態小説家 愚人

御挨拶なお話
金魚お礼

先日よりこのブログで紹介させて頂いておりました「エログロホラー小説・金魚」が、この度、アルファポリス第五回ホラー小説大賞の特別賞を頂きました。
応援してくれた皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

《アルファポリス結果発表》

御挨拶なお話
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